経営・税務
2016.02.22

受け取った保険金の所得税の取り扱い

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hokenryo

保険には死亡保険のほかに入院給付金や満期保険金、年金保険金、入院や手術給付金などさまざまな種類があります。どれもいざという時に助かるものですが、保険によって受け取り時に税金がかかるものとそうでないものがあるのをご存知ですか?今回は保険と税金の関係についてご説明します。

税金がかからない保険とは?

受け取る保険金の中には「非課税」のものがあります。まず何が非課税なのかを見てみましょう。

  • 入院・通院・手術給付金
  • 高度障害保険金……保険会社が定める高度障害の状態になったときに給付
  • 特定疾病保険金……がんや脳血管疾患、心疾患など保険会社が定める病気になったときに給付
  • リビング・ニーズ保険金……余命6ヶ月以内と診断されたときに保険金を生前に受け取れる保険金
  • 介護年金・介護一時金

これらは受け取っても所得税が非課税となっています。

保険金に課税される税金はこの3つ

一方、保険金に課税される税金には、所得税、相続税、贈与税があります。これは契約者、被保険者、受取人の関係によって課税される税金が異なります。

死亡保険金の場合

【A:契約者と被保険者が同じ場合】契約者・被保険者=夫、受取人=妻……相続税(ただし、他に多額の相続財産がない場合は、相続税は発生しないケースが多い)

【B:契約者と受取人が同じ場合】契約者=夫、被保険者=妻、受取人=夫……所得税

【C:契約者・被保険者・受取人がそれぞれ異なる場合】契約者=夫、被保険者=妻、受取人=子ども……贈与税

満期保険金の場合

【A:契約者と受取人が同じ場合】契約者・被保険者・受取人=夫……所得税(一時所得として総合課税または源泉分離課税)

【B:受取人が契約者以外の場合】契約者=夫、被保険者=妻、受取人=妻または子……贈与税

年金保険金

【A:契約者と受取人が同じ場合】契約者・被保険者・受取人=夫……所得税(雑所得として総合課税)

【B:受取人が契約者以外の場合】契約者=夫、被保険者・受取人=妻……年金開始時は贈与税、毎年の受取年金は所得税(雑所得として総合課税)

なお、満期保険金を年金で受け取る場合は「(その年中に受け取った年金の額)-(払込保険料または掛金の額)」を雑所得として計算します。

確定申告を忘れずに!

サラリーマンなど確定申告の必要がない人でも、雑所得(個人年金保険など)や一時所得の合計額が20万円以上になると確定申告が必要です。

また、20万円以下の場合でも医療費控除等を受けるために確定申告する場合は、支払った医療費から入院給付金などの保険金を差し引いて計算します。

ちなみに保険会社は一定以上の保険金等を支払った際には支払調書を税務署に提出しています。マイナンバー制度が導入されるとさらに情報が詳しく把握されます。「黙っていればわからないだろう」ということはありませんので、ご注意ください。

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