ゆるトピックス
2016.06.27

「複式簿記」のルーツは中世ヨーロッパにあり

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簿記のルーツ

今や経理になくてはならない「複式簿記」ですが、そのルーツは中世ヨーロッパにあります。
当時、イタリア・ヴェネツィアの商人たちが使っていた簿記が、1494年に数学者のルカ・パチョーリ(Luca Pacioli)が記した著書『スムマ(算術・幾何・比及び比例全書)』によってヨーロッパの各地に広がっていきました。

複式簿記の仕組み

簿記には「単式簿記」と「複式簿記」があります。
単式簿記は家計簿のように何にいくら支払ったかを記録する方法で、残高に収入を足したり、支出額を引いたりします。
一方、複式簿記はもっと複雑で、「借方(かりかた)」と「貸方(かしかた)」に分けて記録していきます。
例えば、
事務用品1万円分を現金で購入した場合
(借方)事務用品:1万円 /(貸方)現金:1万円 となります。
また、1万円の売上があった場合は
(借方)現金:1万円 /(貸方)売上:1万円 となります。
この形は中世ヨーロッパで考案されたものとほぼ同じです。

帳簿をつける意味

パチョーリは著書の中で、「財産目録」「日記帳」「仕訳帳」「元帳」を作るように説いています。日記帳にはすべての取引についての詳細を記録し、それに基づいて仕訳帳に借方と貸方を記入します。
さらに仕訳帳の取引をひとつずつ元帳の借方と貸方に記帳し、合計が一致するかを確認するという方法です。
当時は商売で儲けることは宗教的に好ましくないという風潮がありました。
しかし、正当なやりとりで利益を得ることは許される行為だとして帳簿によって正当性を示すと同時に神への赦しを請う目的もあったと考えられています。

まとめ

複式簿記は借方と貸方が一致しているかどうかを確かめることで正確にできるというメリットがあります。さらに商品ごと、事業ごとの利益が算出できるという点も、普及した要因だと言えます。
使ったことがないという方も、お金の流れがわかりやすい複式簿記にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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【参考】
バランスシートで読みとく世界経済史
~ヴェニスの商人はいかにして資本主義を発明したのか?~
ジェーン・グリーソン・ホワイト(著)、川添 節子 訳 [日経BP社]
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